10400mAhの"超"大容量モバイルブースター、Cheero Power Plus 2レビュー

昨今のスマートフォンやタブレットの所持率、使用頻度の高まりに応じて、各社からモバイルブースター、モバイルバッテリーといった製品は山のように出ている。
私も最近までパナソニックのモバイルブースターを使用していたが、どうしても電源容量が小さく感じられてしまいこのたび新たなバッテリーを探していた。


 




そこで見つけたのが今回のCheero Power Plus 2という商品。今までのバッテリーの2倍の容量、デザインも良い、2.1A端子付きとかなり魅力的に感じたのでポチってしまった。
このことを同じくパナソニックのモバイルブースターを使っていて容量不足に悩んでいた同僚に伝えると、欲しいとのことだったので、2個購入した。
購入価格は2980円、色は私がシルバー、同僚用がブラック。

商品の質感はMacBookのユニボディのようなアルミ製。
MacBook Airと並べて見るとほぼ同じ素材のようで、非常にApple製品との親和性が高い。
インターフェースも必要最低限に集約され、無駄が無いところも好感触。メーカーのロゴが馬鹿みたいに目立たないのも良い(ブラックはメーカーロゴが目立ちます)。
バッテリ残量表示は三段階の青色LEDで表示され、充電中は充電済み容量に応じてインジケーターが点滅する。
3本常時点灯状態で満充電、とのことだ。

Power Plusの端子集約部。
2.1Aと1AのUSB端子があり、iPhoneとiPadの同時急速充電にも対応できる。
本体への充電はマイクロUSBケーブルにて行う。付属品の長さは1mで、コネクタ樹脂部はマット仕上げになっており安っぽさは感じない。

唯一の付加機能?LEDライトが端子部左端に付いている。
本体横の電源ボタン2回連続押しで点灯し、同操作で消灯する。かなり遅く2度押ししても点灯してしまうため、バッグの中などで勝手に点灯しないか心配なところ(カチッ......カチッくらいの1秒程度の間隔が空いても点灯する)。白色LEDニ灯で、直視できないほど明るい。
日常で懐中電灯が必要になるような状況では、iPhoneのLEDフラッシュを使っているので、活躍の場はあまりないだろうが、非常用としては十分な機能だと感じた。





付属の巾着袋。
本体より2周りほど大きいので、マイクロUSBケーブルやLightningケーブルを収納出来る。
パナソニックのモバイルブースターは本体がプラスチックだったのも相まって、カバンの中で傷だらけになってしまっていたので、こういった配慮は嬉しい。
外はマイクロファイバー、中はフリースのような肌触りで、薄く感じることはなくしっかり機器を保護してくれそうだ。

MacBook Airにて充電中。到着時、既にほぼ満充電で届いたが、追加充電を行ったほうが良いだろう。残量ゼロから満充電まではおおよそ10時間程度。

iPhone 5とのサイズ比較。iPhoneより縦幅がやや小さく、横幅がやや大きい。厚みはちょうどiPhone2枚分くらい。
サイズ的には丁度、上のパナソニックモバイルブースターが縦に2個収まるくらいだ。重量は296g。iPhoneと比べると流石にずっしりくる。

まとめと感想

デザインは国内大手メーカーと比較してもかなり垢抜けていて、このままApple Storeのサードパーティコーナーに並んでいても違和感がないレベル。
商品の耐久性についてはまだまだなんともいえないが、保証期間が6ヶ月に加え、ネット上の評判でもアフターサポートは高水準のようなので、不慮の事態にはしばらく問題ないと言える。
いままでのモバイルブースターの場合、デバイスへの途中からの充電でも1、2回使ってしまえばバッテリー残量が黄色(50%以下)になって安心出来なかったことを考えれば、この大容量はよい選択肢といえる。なにより5回満充電可能、という安心感は強い。充電用のUSB端子が気軽に使えない旅行先や、レジャー時などでは間違いなく活躍するだろう。
唯一の懸念といえば本体の大きさ、重量であるが、カバンに入れる分には特に重さの差は感じられない。
給電時にiPhoneと比べてみるとやっぱり大きいなーとは感じてしまうが...
しかしパナソニックの同容量製品が実売6000〜7000円台であることを考えれば、このデザイン、容量で2980円は破格ともいえる。満足度は高い。
タブレットとスマートフォンの2台体制の人、スマートフォンの使用頻度が高い人、小さい容量のブースターにいちいち充電するのが面倒な物臭な人、Apple製品を使っている人などにお勧めしたい。